春の到来を告げる梅の花が咲き始めています。
例年なら賑やかに開かれる梅まつりですが、今年もコロナ騒動で中止です。梅の花は毎年同じように花をつけ、人々に春の訪れを微笑みながら告げるのですが、今年もコロナの幻におびえる人々の愚かさを憐れんでいるように見えます。
令和という元号は万葉集にある大伴旅人が催した「梅花の宴」を基にしています。
『初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす』
平成という元号は、近代日本において一度の戦争もなかった初めての時代でした。しかし、阪神淡路大震災や東日本大震災などの地震、記憶に新しい平成30年西日本豪雨をはじめとする度重なる水害、雲仙岳や御岳山の火山噴火など自然災害が毎年のように発生しました。
令和という新しい時代は、厳しい冬を超えてたくさんの梅の花が和やかに微笑むように、人々が調和する素晴らしいものとなるように期待したと思います。
コロナ騒動は未だに煽り続けられていますが、自然科学の原理に反することは決して起こらないことがはっきりしています。早く納めないといけないです。
「梅林に ちらばりて歩を 運びをり」後藤夜半