コロナ騒動も悪いことばかりではなく、ほぼあらゆる種類の犯罪が減っています。
令和3年犯罪統計資料【暫定版】が、警察庁から公開されています。令和3年(2021年)の刑法犯認知件数の総数は約56万8千件で、コロナ前の令和元年(2019年)の74万9千件の3/4になっています。特に窃盗や街頭犯罪は大幅に減っています。一方で、ネットや電話を使った非対面というか低接触リスクの犯罪はあまり減っていません。
刑法犯認知件数が最も多かったのは2002年のことで285万4千件でした。
2002年は北朝鮮が拉致を認めて被害者5人が帰国したのがトップニュースの年ですが、小泉政権下のデフレ処理で、倒産(上場企業だけで29社)が増え、リストラ(同じく4万人)も史上最大規模となり、株価はバブル以降の最安値9000円を割り込んでいました。
2002年以降、犯罪件数は一貫して減ってきていましたが、その減少幅がコロナ騒動でグッと加速しました。
昨年の犯罪件数は、ピークだった2002年の1/5を下回っています。戦後最少を更新していますが、信じられないほどの大幅な改善です。
今の日本は、本当に安全な国になりました。
特に、街頭犯罪のデータを見るとコロナ騒動の影響が顕著です。最初の緊急事態宣言が発出された後の2020年4月から、街頭犯罪の認知件数が一気に減っています。
街頭犯罪とは、車上狙い・自転車盗・自動車盗・路上強盗・スリ・ひったくり・公共物の破損・落書きなどです。
一方で、2021年には4年ぶりに特殊詐欺の認知件数が増加に転じました。特にオレオレ詐欺は前年比35.4%も増えています。サイバー犯罪も増えていることも問題です。また、DVや児童虐待の被害が増えているようです。
マスコミや専門家たちが煽りまくったコロナ騒動も終焉のときは近いようです。元の生活に戻したとしても、引き続き、犯罪の少ない安全な日本は継続していきたいものです。