独身の日。日本で大型商戦は難しくなったか?

アリババグループ(阿里巴巴集団)が2009年に大規模セールを始めたのが、「独身の日」が盛り上がったきっかけだそうです。

 

もともとは独身の男女が集まって、ワイワイ楽しむ日だったようですが、今はクリスマス商戦の前哨戦という感じです。この期間の消費額は、中国だけでも15兆円を超え、日本を含む商戦に便乗した国を合わせると世界では20兆円近いそうです。ちなみに、アメリカのクリスマス商戦の規模が約20兆円です。

 

独身の日
独身の日

日本でも、昔はこういったセールの効果はとても大きかったと思います。年末年始商戦にはじまり、成人の日、節分、バレンタインデー・・・。

日本の場合は、それぞれのセールが小粒になってきて、中国やアメリカのような大規模商戦はなくなった印象です。大人になった、成熟したと言っていいのか、老いてきたということなのか?

 

大規模セールでは、激安・格安商品が大量に販売されます。

「通常価格○○円を◇◇円(△△%値下げ)!」という販売手法です。通販などでもよく使われる手法ですが、そもそも通常価格というのが標準的な販売価格として正しいのか判断がつかないです。

日本の場合は、景品表示法などに違反してはいけないので、あまり無茶はしていないでしょうが、外国の製品はちょっと心配です。

 

大規模セールは、期間が限定されているので、慌てて買いがちです。

「期間限定○○日まで◇◇円」という、今だけお得という手法です。これも、期間が終わったら金輪際値下げしないというわけでもありません。セールが終わった後の方が、むしろ価格が安いこともよくある話です。

 

どうも、日本の場合、消費者が大規模セールの手練手管に消費者が馴れてきたようです。やはり、実際の商品力を高めることが肝心なんだと思います。

 

・・来年はカープ優勝セールがないかなぁ?

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