文化の日です。秋晴れの皇居で文化勲章の親授式がおこなわれました。
令和3年度の文化勲章は、年齢順に、歌人・岡野弘彦さん(97)、気象学・真鍋淑郎さん(90)、分子生物学・岡崎恒子さん(88)、文化人類学・川田順造さん(87)、バレエ・牧阿佐美さん(享年87)、巨人終身名誉監督・長嶋茂雄さん(85)、歌舞伎俳優・尾上菊五郎さん(79)、・洋画家・絹谷幸二さん(78)、数学・森重文さん(70)の9人がに授与されました。
バレエの牧阿佐美さんは、文化勲章内定後の10月20日に亡くなられました。気象学の真鍋淑郎さんは今年のノーベル賞受賞者で現在はアメリカ国籍です。
岡崎恒子さんが親授式には欠席されたので、皇居に集まったのは6人です。
長嶋監督に文化勲章を授与するというのが、ニュースバリューがあります。スポーツ界から文化勲章というのは、水泳の古橋広之進さん(2008年)以来、2人目ということです。
スポーツと文化ということなら、相撲界とかからも出ていそうですが、残念ながらおりません。相撲の関係者は短命な方が多いのが理由のようです。なんでも、70歳を過ぎないと受章できないのだそうです。
今年の牧さんの例もありますが、古橋さんも亡くなる前年の受章でした。長生きしないと、ダメですね。
文化勲章では、実は経済界からの受章者が出ていないのが、少し残念です。
2018年の文化功労者に、経済界からはじめて、資生堂の福原義春さんとキッコーマンの茂木友三郎さんが選ばれました。文化の発展と経済は表裏一体です。例えば、来年あたり、京セラの稲盛和夫さんなどが受章の対象になればいいなぁと思います。(まぁ、ご本人が受けないかもしれませんが・・)