畜産関係の新規事業を探していたら、ワニ養殖についての記事を見つけました。
ワニ・・そう、あの獰猛?なワニです。アメリカのゴルフツアーの映像で、ゴルフ場をのっしのっしと歩く姿も流れていました。実際には、怖いばかりではないのかも知れません。それはさておき、野生のワニは希少なので、食肉用・皮革用として世界で流通しているワニはたいてい養殖ワニです。
日本でワニ養殖をしているところは香川県の喜望峰さんくらいのようです。
ワニ肉は鶏・豚・牛に比べて高タンパク低カロリーのヘルシーです。DHAやEPAなどのオメガ脂肪酸やコラーゲンも豊富です。
ワニ皮は皮革製品のなかでも最高級に分類されます。ワイルドなイメージがあり、使い込むほどに独特の光沢も増します。
ワニは感染症のリスクの高いところに生育するため、非常に免疫力が強い生き物です。ワニの臓器や血液は医学研究に重宝されているそうです。
但し、ワニは変温動物なので寒いところが苦手です。このため、日本で長期飼育するには温泉などの近くがよいようです。別府のワニ地獄や伊豆熱川のワニ園などが有名です。
どうも、ワニ養殖は儲かりそうです。ざっとでも収益計算してみようと思ったのですが、情報が少なくてできませんでした。
少ない情報では、東南アジアで稚ワニ1匹は2000~3000円で取り引きされている。そして、稚ワニは20か月ほどで、体重15㎏ほどの成ワニに育つようです。ただ、この成ワニからいくらのワニ肉やワニ皮が取れるのかがよくわかりません。
カーボンニュートラルを目指して地熱利用が模索されています。また、食肉を大量に輸入する日本は世界の環境団体から目の敵にもされています。
温泉大国の日本ですから、ワニ養殖の可能性は高まるかも知れません。山口県でも県都・湯田温泉でワニ養殖が盛んにおこなわれる?といった未来をちょっと想像します。