昨日の続きです。大国主命(オオクニヌシ)は地上の国を、天上の国の天照大御神(アマテラス)に譲りました。
アマテラスは譲られた地上の国を統治するために、孫にあたるニニギを派遣することにします。ニニギはアマテラスから託された三種の神器を持って、サルタヒコ(天狗のモデルです)に先導されて、九州は日向高千穂に降り立ちます。天孫降臨です。
地上の国にやってきたニニギは、いきなりですが、山の神(オオヤマツミ)の娘である木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)に一目ぼれします。
たちまちに結ばれた二人(二神かな?)の間には、すぐに子供ができます。海幸彦と山幸彦です。
山幸彦は、兄の海幸彦の釣り針を魚にとられてしまい、これを探しに海のなかに出掛けます。
このとき、山幸彦は海の神(ワダツミ)の娘である豊玉姫(トヨタマヒメ)に一目ぼれします。まぁ、神様はたいてい一目ぼれして、すぐに子ができます。
二人の間に生まれるのが、鸕鶿草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)です。言い難いので秋津神とします。秋津神は豊玉姫の妹の玉依姫(タマヨリヒメ)に育てられるのですが、いつか二人は結ばれて4人の男の子が産まれます。この兄弟は日向を離れて新天地を探しに行くことにしました。
いろいろなことが起こり、長兄は亡くなり、次兄は大陸に渡り、次々兄は沖縄に行きます。末弟の神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビノミコト)は、八咫烏(ヤタガラス)の導きもあって大和橿原に至り、天下を治めることになります。
大和を治め即位したので、最初の天皇「神武天皇」と呼ばれるようになりました。
今上天皇は神武天皇から126代目となります。順当であれば、127代目の天皇になられる方のお姉さまのことです。穏やかな幸せだけを願って、ムリな報道は慎むがよいと思います。
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