yahoo!ニュースより 2021/10/11「コロナ病床確保の病院、補助金で黒字拡大…実際には受け入れ困難なケースも」
【記事】財務省は11日、都道府県の要請に基づき、新型コロナウイルスの患者向け病床を確保した医療機関について、2020年度の収支状況を財政制度等審議会の分科会に提出した。通常の入院や外来診療といった医業収益の減少を病床確保に対する補助金が補い、平均収支は6.6億円の黒字だった。
まぁ、簡単に言えば医療機関がコロナ対応するという理由で多額の補助金を得ながら、サボタージュを続けていたということです。
補助金収入があったので、頑張って支出も増やしたとは思うのですが、巨額の補助金に見合うだけの経費を生み出せなかった。結果として利益が積みあがってしまいました。
1290機関に平均10.1億円の補助金。つまり1.3兆円が支給されて、平均6.6億円の利益・合計8500億円の儲けがあったということです。また、差し引きの4500億円がコロナ対応に有効に使われたという証拠もありません。
まぁ、一般に人をだまして利益を得る行為は詐欺と言います。
財務省は、「医療機関には個別の事情もあり、ただちに問題があったとは言えないが、補助金の費用対効果は検証する必要がある」とやさしく対応しています。
尚、上記の1290機関は財務省の調査（1715機関に依頼した）に対して回答を返した機関です。つまり425の医療機関は何かの理由で回答を留保したわけです。
また、コロナ補助金を受給している医療機関はこの1715機関だけではありません。また、この情報は2020年度（3月まで）ですから、その後も利益は積みあがっているでしょう。
医療機関は倫理的に高潔な方々で運営されていますから、自主返還だけで1兆円を超えるかも知れませんね。