テレビの喫煙シーンが無くなって久しいですが・・

10月はテレビドラマの改編期です。いくつかのドラマは過去のリメークです。

 

そこで、過去のドラマシリーズを再放送することで視聴者に思い出してもらい、新シリーズのスタートダッシュにつなげようとします。この再放送では、しばしば喫煙シーンが流れます。近年では、喫煙者を増やさないという意図で、テレビやアニメーションに喫煙のシーンを映すことがなくなりましたから、ちょっと驚きます。

 

テレビや映画、アニメーションで喫煙シーンを流すことで、未成年者の興味をひいてしまい喫煙者が増えることにつながるとされています。WHOは喫煙シーンがある映画は、全て18禁の成人指定をするようと提言したりもしています。

 

サザエさんの波平さんや、ドラえもんののび太のパパなどは、既に禁煙に成功していることと思います。昔はくつろぐ男性をイメージする小道具としてタバコが使われていましたが、今の愛煙家は喫煙コーナーで肩をすぼませて吸っています。小道具としては成立していません。

 

昔の刑事ドラマは、西部警察や刑事コロンボに限らずタバコが重要な小道具でした。こちらは

型にはまらないとか、ちょっと不良っぽいやさぐれな印象とかを表現していたので、禁止されるとちょっと困ります。タバコを手にしていないコロンボ警部は想像しがたいですね。

 

まぁ、私はタバコを吸わないのでどうでもいいことなんですが、タバコの場面を久しぶりに見てちょっとノスタルジーを感じてしまいました。

 

とは言え、タバコは毒の缶詰です。

国会議員には愛煙家が多いとも聞きます。コロナ禍のなかでの政局流動化でストレスも多いこととは思いますが、早めに止めたほうがいいですね。