農林水産省の注意喚起です。☞ 【フグの混入にご注意!】(PDFファイル:186KB)
フグに毒があるのはよく知られています。稚魚でも毒を持っている可能性があるので、食べない方がよいです。ただ、消費者がこの混入に気づくのは難しいです。提供する側が、緊張感をもって仕事をして、製造段階で混入させないことが大事です。
国を挙げて接種を奨励している新型コロナワクチンでも異物混入事例があり、死者まで出ています。ところが、これが大きな問題として取り上げられていません。
☞ 2021/09/13 新型コロナワクチンの異物混入への対応
こんなことが続くと、日本のものづくりの常識が壊されてしまいそうですが、我々は緊張感をもって仕事をしなければなりません。
食品異物混入事例は、かなりの数が報告されています。参照するのは、リコール情報/リコールプラス というwebサイトです。
このサイトで、「食品」×「回収」で検索してみます。今日現在で217件がヒットしました。回収する原因としては、食品表示の誤表記、アレルギーが懸念される小麦粉やそば粉等の混入、カビの発生、検査で残留農薬や細菌が検出されたといったものもあります。
このうち異物混入事例としては、日時の近いものから、「ようかんに塗料塗膜片混入の恐れ」「ガトーショコラにプラスチック片混入」「サラダにゴム破片混入の恐れ」「クッキーのウレタン部品片混入の恐れ」・・でした。どうも、最近は、調理に使用する器具からの異物混入事例が多いようです。
プラスチック製や金属製の調理器具の破損によって異物混入に至る危険性は大きいようです。使用前・使用後に破損が無いかを必ずチェックしなければなりません。
また、調理器具に付着した”こげ”が異物となる場合もありますから、しっかり洗浄することも大事です。一方で、洗浄器具に金属たわしなんか使うと、その金属片が混入する危険性もあります。洗浄器具にも気を配らないといけません。
必ずやらなければならないのは、それぞれの職場で異物混入の可能性について検討して、その一つ一つを検証していくことです。そして、必要な対策やルール決めをします。
食品を取り扱う職場では、従業員の一人一人までがしっかり仕事をすることが大事です。経営者は、そういう職場風土をつくること、続けることに真剣に取り組まなければいけません。