今日、東京パラリンピック閉会式がおこなわれました。
7月23日の東京オリンピックの開幕から、およそ1か月半に渡った世界的スポーツイベントがその幕を下ろします。日本において、新型コロナ騒動という社会的混乱を前にして、スポーツやアートというものが、無力とまでは言いませんが、ほとんど力を持たないことがあからさまになりました。
退陣表明をした菅総理も同じかも知れませんが、「スポーツの力」や「文化の持つ価値」といったものの大きさを漠然と(あるいは盲目的に)信じ、期待していた多くの人は、強い敗北感に苛まれていると思います。
スポーツにもアートにも、日本人を元気にするとか、真実を見極める力を与えるといった効果は、期待ほどにはなかったようです。
日本人にとって、新型コロナウイルスが大きな健康被害をもたらす病原性を持っていないことは既に明らかになっています。健康な日本人が、衛生的な日本で生活していても、人間なのでときには病気になります。そして、人間は何かの原因があって、いつか必ず死にます。但し、人間は一度しか死ぬことができません。
新型コロナウイルス感染症が蔓延しているといっても日本で、肺炎様の病気で亡くなる人が増えているわけではありません。コロナウイルスに感染すれば、インフルエンザウイルスにも麻疹や水痘のウイルスにも感染しません。結果的に、亡くなる人が増えるわけではありません。
一方で、健康的な生活習慣を奪われた人たちが、癌をはじめとする他の疾病に罹ります。医療崩壊を演出したたために、適切な治療を受けられずに死亡する人も増えていきます。幸福だった生活を破壊された女性や児童生徒の自殺が増えています。効果も安全性も保証されていないワクチンの接種で、副反応に苦しみ、ときに命を落とします。
昨日の日経歌壇に載っていた歌です。
”コロナ禍で 母校の伝統潰え 後輩は 先輩の情熱 知る事出来ず”
コロナを煽る老人たちや貪欲な専門家たちは、この悔しさを理解できないでしょう。そして、これらの社会混乱を前にして、スポーツも文化も伝統も、抵抗するだけの強い力は持っていなかったのです。
<厚労省 人口動態調査>
死者数 | 2021年1~3月 | 2020年1~3月 |
肺炎 | 20,379 | 24,841 |
インフルエンザ | 9 | 898 |
新型コロナ | 5,967 | 66 |
(肺炎死者合計) | 26,355 | 25,805 |
女性の自殺 | 1,704 | 1,314 |
20歳未満の自殺 | 189 | 154 |
(自殺合計) | 5,148 | 4,564 |
【全死者】 | 377,386 | 362,526 |