今日の大谷翔平は、投手として先発し8回を1失点。1番打者として4打数1安打(本塁打)。
大谷選手はシーズン当初から2番を打つことが多かったのですが、このところは1番バッターとしての登場が続いています。3番を打っていた強打者のトラウト選手が怪我で離脱した後に、大谷選手が四球で歩かされるケースが増えました。そこで、1番を打っている打率の高いフレッチャー選手と大谷選手を入れ替えたのだと解説されています。
メジャーリーグでは最強の打者を打順で2番に据えるケースがあります。また、エンゼルスは、理由はどうあれホームランダービーでトップの大谷選手を1番に起用しています。4番バッターを中心にクリーンアップが花形というのは、昔のことになっています。
しかし、野球というゲームの得点獲得の確率を計算で求めると、実は4番打者が最強という配置が最もよいそうです。つまり、科学的合理性のみで計算した場合の打順と、それ以外の要素も加味した場合は結果が異なります。
大谷選手の場合は、投手としての役割もあり、精神的な疲労も考慮しているようです。つまり、走者のことを気にする必要が出てくる確率が高い2番より、1番バッターのほうが負担が少ないといったことです。
また、対戦相手への心理的な影響というものもあります。プレイボールの直後にホームランバッターと対戦するのも嫌なものかも知れません。
尚、得点獲得確率のシミュレーションだけで打順を決める場合は以下のようになるそうです。
1番 出塁率が高い+走塁能力が高い
2番 走塁能力が高い
3番 OPS(出塁率+長打率)が最も高い
4番 長打率が最も高い
5番 OPSが2番目に高い
6番~9番 出塁率の高い順に並べる
この基準をカープ(今季50打席以上出場している選手に限る)に単純に当てはめると以下のようになります。う~ん、どうかなぁ?
1)菊池 2)羽月 3)中村奨 4)鈴木 5)坂倉 6)小園 7)林 8)会澤 9)投手