国の専門家委員会が評価した835の死亡例のうち、ワクチン接種との因果関係が認められなかったのは3例です。残りの832例は「因果関係が評価できない」という判定でした。
私の周りでは、コロナウイルスに感染して寝込んだ人も、重症になった人も、ましてや亡くなった人の噂も聞きません。まぁ、感染したとわかるといろいろ拙いので隠しているのかも知れません。しかし、ワクチン接種後に発熱して仕事を休んだ人は何人も知っていますし、因果関係は不明ですが接種後に亡くなった人の噂は耳にします。
2週間に一度のペースで、厚生労働省のwebサイトにワクチン接種関連死亡情報が掲載されます。定点観測なので、本日の発表をリンクしておきます。
☞ 2021/08/04 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
☞ 2021/08/04 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
感情的にならないように事実だけを置いておきます。
5月12日に報告された死亡事例が累計39件。
5月26日の発表で累計85件(+46件、該当する期間に新型コロナウイルス関連死亡例は1423例)。
6月9日の発表が196件(+111件、同じく1305例)。
6月23日の発表が355件(+159件、同じく1023例)。
7月7日の発表が556件(+201件、同じく512例)。
7月21日の発表が751件(+195件、同じく209例)。
8月4日の発表が919件(+168件、同じく155例)。
新型コロナウイルスのPCR陽性者は増えていますが、ウイルス関連の死亡者数が大幅に減っています。結果として、ワクチン関連死亡者数とウイルス関連死亡者数は均衡しています。
亡くなるきっかけが、ウイルス感染なのか、ワクチン接種なのか、二者択一の様相を呈しています。
この2週間の死亡例に該当する接種時期を7月11日と7月18日の週とすると、この2週間の延べワクチン接種は1747万回です。10.4万回に1例の死亡例という計算になります。
この前の2週間では9.3万回に1例。その前の2週間では7.9万回に1例の死亡例という計算でしたので、死亡例の割合は減ってきています。
一般接種で高齢者以外の方の接種が増えています。この期間では高齢者接種は51%まで減っています(但し、一般接種や職域接種で接種している高齢者もいると思われる)。死亡事例の93.7%が65歳以上の高齢者ですから、ワクチン接種による死亡率は今後はもっと減ってくると思います。
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