政権交代。ニーズは有るが、シーズが無い

オリパラが終われば総選挙があります。政権交代はあるでしょうか?

 

現在の政権に対する評価は、だいぶ甘く採点したとしても20~30点といったところでしょう。何の説明もなく、科学的な合理性を無視した禁酒法を制定して、多くの人の生活や健康を台無しにしています。当然ながら、国民の多くは、真っ当な世の中に戻したいという気持ちを持っていますから、政権交代のニーズは強くあります。

 

種は芽を出す
種は芽を出す

ニーズは言葉を変えれば需要です。需要を満たすには、供給が必要です。政権交代に関しては欲しがっている人がいるわけですが、供給する側がいないのです。

 

本来的に自民党や公明党は、あまり科学的や論理的でなく頑固で柔軟性に欠けるところがあります。

しかし、これは欠点ではありません。とにかく今の状態、体制、習慣などを変えたくないという、いわゆる保守的な国民にとって、受けとめやすい姿勢です。

 

この対抗にあるべきが民主党のはずです。論理的で柔軟な考え方をする、頑迷な保守に飽き足らない、実用的な政策を求める国民からの支持を集めるのが当然でした。

 

今回のコロナ禍は、風評デマからくる差別や格差など薬害問題に近い性質のものです。既に1年半以上が経過しています。いかに保守的で、現状変更を厭う国民にしても、そろそろ倦んできています。まさに、次の総選挙は、民主党にとっては政権交代の千載一遇のチャンスです。

 

功罪は相半ばしますが、薬害エイズのときの菅直人のような、年金未納問題の長妻昭のような、ちょっと無茶な働きも今はアリでしょう。薬害肝炎やハンセン病差別など、従来であれば、民主党の得意分野だった感じもあります。国民側の玉木雄一郎や大西健介も引っ込んでいてはいけないように思います。

 

政策決定の過程を検証するから、厚労省やら経産省の公文書を全部検閲する。分科会の議論の方向性がどういう過程でゆがめられ、決まったのか委員を個別に問いただす。日本医師会や東京都医師会の意思決定の過程を明らかにする。医師や専門家にどの製薬会社から、どういう働き掛けがあり、どれだけの金が流れているのかを晒す。

なんてことをしてくれたら、いいのですがね・・?

 

と、煽ってみても今の民主党では厳しそうです。流行りの言葉では「ナオ民」ですかね。

 

大谷翔平がいくらホームラン打っても、最後は負けてしますエンゼルスを「なおエ(なお、エンゼルスは敗けました)」というのです。

しっかりしろ!枝野!!! 目を覚ませ!枝野!!!   江田五月が泣いてるぞ。

 

↓ 第五波です。