カーナビが毎朝のご挨拶で話しました。今日は「和菓子の日」だそうです。
ネット検索してみますと、全国和菓子協会のwebサイトに「6月16日は和菓子の日」という記事がありました。西暦848年(承和15年)6月16日に、ときの仁明天皇が御神託に基づいて16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなむそうです。
疫病=感染症に退散してもらうという目的ではじまった行事なんですね。
このときの疫病は、もちろん新型コロナ感染症のような風邪様の病気では無く、赤痢と思われます。
赤痢は3類感染症です。現代の日本でも毎年1000人くらいが感染しています。施設での集団感染もときどきは見られます。
1950年代の日本では、感染者が年間10万人で、死者が年間2万人という規模でした。
その後は、上下水道が整備され、国民の衛生意識が高まったこと(毎日の入浴・手洗い・生水を飲まないなど)によって、患者も死者も激減しています。
仁明天皇が菓子や餅を備えたという故事は、生食を忌避したのかも知れません。和菓子の代表である餅は日本最古の加工食品です。加熱してつくられます。
かき氷も和菓子と言えないこともないですが、一般に和菓子は加熱してつくられるので、疫病(細菌性)には無縁でしょう。
☞ ちなみに、食品衛生法の病因物質の11番目が赤痢菌です。
ということで、ウイルス感染症との関係がないことは承知のうえですが、「和菓子を食べて新コロ退散、健康招福!」といきましょうかね。
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