朝の移動中にテレビの音声をクルマで聴いていました。モーニングショーの玉川さんです。
この方の、自分が言うこと・考えていることは何であれすべて正しい。政府がすること・首相が言うことはどんなことでも全て間違っている。という確固たる信念には感服します。これだけ明確でブレなければ、人生も楽々です。実は、これは経営者さんにも必要な資質です。簡単に人の意見に左右されるようではいけません。
そこで、玉川さんの所属しているテレビ朝日へのオリンピック開催に関する提言です。
テレビ朝日(玉川さん)の主張をまとめると・・、オリンピックを開催するとコロナ感染者が増える。スタジアムに集まった観客が、パブリックビューイングに集まった観衆が感染を広げる。海外から来日する人が保有しているウイルスが混ざって新たな変種をつくる。政府は、国民の命を犠牲にしてオリパラ実施に突き進んでいる。
となりそうです。
評価する価値もないですが、何故だか玉川さんの頭のなかでは、これが正しいことと信じられています。まるでフェイクニュースなんですが、自由の国である日本ではこれを遮ることはできません。
そこで、テレビ朝日への提言です。
オリンピック・パラリンピックは世界最高峰の競技大会として開催する。平和の祭典とかイベントといった性格は全て排除する。来日するのはアスリートとそれを直接サポートする人に限る。競技は無観客でおこなわれ、パブリックビューイングなど開催されない。
ここからだ大事なんですが、「テレビはライブ放送をしない。」と宣言してはどうでしょう。
新型コロナがパブリックビューイングのような屋外イベントで感染を広げるという事例はほとんどありません。屋外は換気が万全なので、ウイルス濃度が高くならないからです。
同じく、感染対策ができている飲食店でも感染拡大はしませんし、スポーツ観戦が感染経路になったものはほぼありません。
スペインでは実験によって屋内ライブイベントに参加しても新型コロナウイルスの感染リスクは高くならないことを検証されています。
PCR検査陽性者の60%以上は感染経路が不明です。イベントに参加したことがなく、夜の町にも行っていない人が陽性になっています。感染経路不明とは、家庭内あるいはサークルなど小規模な知人の集まりで感染した可能性が高いということです。
そうなると、テレビのライブ放送が、新型コロナの感染拡大には最も危険ということになります。家庭内や友人同士の集まりで感染対策をバッチリするとか、応援するときに声を出さないとか、戦う姿に感動しないとか、妙な規制をすることはできません。
玉川さんが、「テレビ朝日は、オリパラのライブ放送をしない。純粋な競技大会として、アスリートファーストに徹する。競技終了後に、ニュースで映像を簡単に流し、記録をお知らせして、競技者の栄誉を称えるだけにする。そうすれば、東京オリンピック・パラリンピックを開催できる! そうしよう!!!」と発言したら、ちょっとは見直します。