本田宗一郎は本田技研工業の創業者ですが、生粋の技術者です。その思想や行動を端的に表す多くの言葉を残しています。
「無駄な奴は一人もいない」
「・・輝くダイヤになるやつもいるけど、石のままのやつもいるだろう。だけど俺にとっては石もダイヤも同じくらい大事なんだ。・・今日はあんまりダイヤがいないなぁ(笑)。でも大体な、おまえら。人にぶつけるときは石の方が便利なんだぞ(大笑)」
先ずは、本田宗一郎とHondaのことをHondaのwebサイトで確認してみましょう。写真にHondaのサイトへのリンクを貼っています。写真の左が本田宗一郎で、右が藤沢武夫です。
本田宗一郎は、誰でもどんな社員でもイノベーションに貢献できると言っています。無駄な奴は一人もいないといいます。
「皆に得手をやらせれば苦労を厭わず向上心が出て頑張り、本人は幸せなんだ」
Hondaのイノベーションの原点は人間尊重であり人間優先です。
「人間尊重とは自律、信頼、平等のこと」人間として尊重し合うには、まず一人ひとりがしっかり自律していることが必要であり、その自律した個人が平等な立場でお互いを信頼することと。つまり、相互信頼の風土が涵養されていることがイノベーションの源です。
また、人間尊重とは、個性の重視です。イノベーションを目指すには変わり者が必要です。個性がない人、自分の考えを持たない人には独創的な仕事ができません。
このサイトは、かなりなボリュームのあるコンテンツですが、どこから読んでも、何度読んでも興味が尽きることはありません。製造業の経営の理想がここにあるような気がします。
眺めてみてください。
昔、Hondaの仕事をいくつかしたことがあるのですが、従業員さんからHondaの哲学のようなものを直接聴くことがありませんでした。当時は、私の方に余裕がなかったのですが、ちょっと後悔しています。