「3密を避ける」を正しく理解しよう

「3密」とは、「密閉」「密集」「密接」の3つが重なることです。間違えないでください。

 

「密閉」換気が悪い閉じられた空間に,「密集」人が多く集まり,「密接」近距離での会話などの接触がある、という3条件のすべてを満たす状況を回避すべきという提言です。つまり、このうち1つか2つが重なっている状況は感染のリスクは少ないという意味です。どうも、マスコミ報道をみていると誤解があるように思います。

 

3密とは
3密とは

英語では、closed spaces (密閉空間)、crowded places (密集場所)、closecontact settings (密接場面)となり、three Cs (3Cs)と言います。

 

感染が広がるのは、この3つが重なった場合であり、2つでは感染が広がることはありません。

 

「密閉」と「密集」の2つは満員電車などが例ですが、会話が無く「密接」の条件が成立しないので感染は広がっていません。

 

「密閉」と「密接」の2つは家庭の寝室などをイメージします。家族だけですから、感染が広がるはずはありません。

 

「密集」と「密接」は屋外のイベントなどをイメージします。ブラジルの海岸に多くの海水浴客が集まっているのを感染リスクがあるように報道していましたが、屋外で感染が広がった事例はありません。

 

「3つの密」を避けましょう!というスローガンが、3つの密はどの1つもダメだと誤解されているようです。正しく理解しましょう。

 

テレビで行楽地の屋外を人がたくさん歩いているのを非難するようなコメントがありましたが、それだけでは感染は広がりません。「密集」と「密接」があっても「密閉」が無い。

 

この人たちが、換気の悪い食堂やお土産店などに皆で入って大きな声で会話をすれば感染リスクは高まります。大事なことは、3つ目の密を避けるということです。間違わないようにしましょう。

 

【追記】2密や1密でも感染拡大が懸念されるという専門家もいると聞きました。科学的にありえないです。このようなケースは、サンプル間のコンタミが最も疑われます。現在はサンプルを杜撰に取り扱っているので、検査施設でクラスターがしばしば発生します。