今日は八十八夜。宇部市も茶どころ

八十八夜とは、立春から数えて88日目。今年は、5月1日が八十八夜です。

 

「茶摘み」という有名な歌があります。”夏も近づく八十八夜♪ 野にも山にも若葉が茂る♬ あれに見えるは茶摘みぢやないか♫ あかねだすきに菅の笠♩” 歌のように、夏に向かって季節が移る時期です、この頃から霜がおりなくなるので、茶摘みの目安とされています。

 

宇部市小野の茶畑
宇部市小野の茶畑

お茶の産地といえば、静岡県が思い浮かびます。実際に、静岡県が日本最大の茶生産量を誇ります。

 

2020年の日本の荒茶生産量は約7万トンでした。都道府県別の生産量は、1位が静岡県で約2万5千トン、2位が鹿児島県で約2万4千トンです。なんと、この2県だけで日本の7割の茶生産量になります。

以下の順位は、三重県、宮崎県、京都府、福岡県と続きます。

 

昨年の山口県の荒茶生産量は70トン余りでした。日本全体の0.1%とかなり少ないです。このほとんどが、宇部市の小野で生産されており、「小野茶」として親しまれています。

 

江戸時代に毛利藩がお茶の栽培を進めたことから、明治の頃までは山口県内でお茶の栽培が盛んにおこなわれていたそうです。当時は「防長茶」として、全国的に有名だったようですが、次第に産地間競争に敗れて、生産量が減ってきたようです。

 

「小野茶」の特徴は、甘みが強い一方で、苦味も渋みもあり、コクが深いことだそうです。

この特徴から、小野茶をつかった菓子・スイーツや麺類、ソフトクリーム、果ては石鹸など多彩な商品があります。

 

明日(5月2日)から、新茶(一番茶)の販売が始まるそうです。

茶畑では三密にはなりようがありませんので、コロナ禍のお出掛け先としてもよろしいかと思います。是非、ご検討ください。

 

おいでませ!山口へ & 宇部市へ

☞ 観光 UBE-NAVI「小野茶」