今年(2021年春)は黄砂が多い

関門海峡には黄砂が飛来しています。クルマから降りると、いきなりクシャミがでました。

 

今日の黄砂はあまり多いわけではなく、薄い黄砂という分類です。気象庁のサイトをみると、朝鮮半島の西海岸から関門海峡に向けて黄砂の帯が流れていました。鼻がムズムズするので、慌ててマスクをつけましたが、コロナ騒動もこういうときには役に立ちます。それにしても、今年は特に黄砂が多いようです。

 

北京の黄砂(2021年3月15日)
北京の黄砂(2021年3月15日)

中国・北京でもここ10年間で最も黄砂の量が多いという報道です。

北京で大規模な黄砂が観測されたのは、先週のもので今年3度目でした。

 

日本(山口県など西日本)に到達するときの黄砂濃度は、北京と比較すると1/10以下になっています。とてもクシャミくらいでは、済まないですね。

健康被害が出るレベルということで、外出もままならないようです。

 

黄砂そのものは、自然現象で太古の昔からあったわけです。紀元前の中国の歴史書にも記載がありますし、飛鳥時代以降の日本の書物でも書かれています。北日本で黄砂が見られたという記録も文献にあるそうです。

 

それにしても、黄砂が多いのは何故なんでしょうか? 概ね2000年頃から、日本で観測される黄砂は増えています。なんでも環境問題に結びつけるのも、いかがかと思いますが、ちょっと気になります。

 

日本では、大きな健康被害が出るほどではないでしょうし、工場などで製造で不具合があったり、生産品に不良が発生することもなさそうです。それでも、やはり黄砂は不愉快ですし不便なことです。

タクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原といった大陸内部の情報があまりありませんが、場合によっては、砂の巻き上がりを抑制するような処置も可能かも知れません。

中国・韓国とともに、何かしら結果が見えるような対策が取れるといいなぁと思っています。