「一年之計莫如樹穀、十年之計莫如樹木、終身之計莫如樹人」中国の春秋時代、斉の軍師だった管仲が主君の桓公に送ったことばだと伝えられます。
「一年の計は穀を樹えるに如かず、十年の計は樹を樹えるに如かず、終身の計は人を樹えるに如かず」 国家が1年間栄えるには穀物を育て、10年間栄えるには樹木(桃栗三年柿八年です)を植え、ずっと永く栄えるには人材を育成することだと、言っています。
冷静に考えると、新型コロナ感染症は日本人にとって他の感染症や病気と比較して、恐れるものではありません。
右のグラフが、G7他4か国のコロナ関連死者数と超過死亡数を人口100万人当りで示したものです。
日本と韓国のグラフは間違いではありません。欧米などの国々と比較して、日本や韓国など東アジアの国では新型コロナに関連した死者数は圧倒的に少ないのです。しかも、日本や韓国では、超過死亡数がマイナスとなっています。
パンデミックで緊急事態と言いながら、死者数が減るという摩訶不思議な事態です。
来週から、大阪府をはじめとした3府県で新型コロナウイルス「蔓延防止等重点措置」を発令するそうです。地方政治家・症専門家・マスコミが、足下の利権を得るために、手を変え品を変え、コロナ不安を煽っていく状況が続いています。
かつてはコロナウイルスの感染から被害が拡大するまでは2週間だと言われていました。最近はもう言わなくなっています。どこまでいっても、実質的な健康被害は実現しないので、今はPCR陽性数を感染者と偽って表現したり、変異種で感染した人を隔離入院させて病床逼迫を演出したりしています。肝心のPCR検査の感度や陽性的中率についての説明は未だありません。
日本の政治家、特に地方政治家に国家百年の大計に思いを馳せよといっても、ムダなことだとは思います。
しかし、国の繁栄の基礎が人材にあることは間違いありません。それは、感染症で亡くなる人を減らすという政策をとる理由でもあるでしょう。
今年1月の日本の出生数は63,742人でした。出生数は毎年減ってきていますので右にグラフにしてみました。
新型コロナ騒動で1万人近く出生数が減っているようにみえます。コロナ騒動の影響で減少する出生数は、今年1年間では10万人をはるかに超えるでしょう。
1人の年寄りも死なさない(そうは言っても、結局は何かの理由で亡くなります)というヒステリックな政策で、国を滅ぼしてもよいのか?というのは大いに疑問があります。
防止すべき蔓延は、コロナウイルスではなく、地方政治家・専門家・マスコミが乏しい根拠で無責任?に煽っている不安だと思います。