日本では、新型コロナのワクチン接種の副反応が顕著に多くみられています。
副反応の9割は女性に発生しています。1人の死亡例もあって、ワクチン接種をするまでには健康で既往症もなかった女性(61歳)が、くも膜下出血で突然死しています。日本人に副反応が多く発生する理由についての解説をきくことはありません。女性に副反応が多い理由は、女性は心理的に感受性が高いとか、化粧品に使われているPEGとの感作性が原因だとか、女性ホルモンと男性ホルモンの働きの違いとか、諸説がきかれます。
日本人に副反応が多いのも、特に女性に副反応が多いのも、単に注射量が多すぎるのではないのでしょうか?
現時点で、ファイザーのワクチンの有効性を支持しているのは昨年の11月に発表されている報告だけです。例の、4万4千人を二つに分けて、ワクチンとプラセボを2回注射して発症した人数を数えたという臨床試験です。この試験で95.0%のワクチン有効率が確認されたと、大いに宣伝されています。
いろいろと問題の多い報告で、ツッコミどころ満載のものですが、それはさておき、この治験の対象者です。6カ国(米国、ドイツ、トルコ、ブラジル、アルゼンチン、南アフリカ)でおこなわれています。対象者の51%が男性。83%が白人。年齢の中央値は52歳。体重についての記載はありませんが、35%が肥満(BMI≥30.0kg/㎡)だそうです。
BMIが30以上というのは、日本人女性(52歳)の平均身長157.8㎝では体重74.7㎏以上となります。まぁ、こんな日本人女性は滅多にみることがないです。(もっとも、渡辺直美さんの体重は公式に103㎏だそうです。)
この年代の日本人女性の平均体重は53.1㎏ですから、20㎏超オーバーしています。日本人の場合は男性でもBMI30超の人は少ないですから、ファイザーの臨床試験の対象者の体重と日本人の間には大きな乖離がありそうです。
ワクチン1本で5回分とか、6回分とか、あるいは7回分とれるとか、いろいろ賑やかでしたが、そもそも体重の軽い日本人、とりわけ日本人女性にはワクチンの注射量が多すぎるということはないのでしょうか?
100㎏超級の白人と、50㎏未満の日本人女性が同じ量のワクチンを接種するというは、素朴におかしいような気がします。