コロナの緊急事態宣言の解除を巡って、一都三県の知事さんの足並みが揃わないそうです。
海外と比較しても意味がありません。日本は世界のどの国とも異なる特別な国ですし、一都三県で構成される「メガシティ東京」は圧倒的に特別な場所です。欧米諸国のどこにも、こんなとんでもない都市はないのです。一都三県に暮らす人は、地球上で空前にして(たぶん)絶後の、巨大都市に暮らしているという自覚を持つべきだと思います。
下の絵は、ニューヨーク・ロンドン・東京を同じ縮尺で比較をしたものです。人口密度を色で表しています。黄色の部分の人口密度は、1㎢当り3万人を超えているところです。オレンジ色は1㎢当り7千人以上です。黄色は、摩天楼が林立するニューヨークで目立ちます。東京はオレンジ色の範囲が広大に広がっていることがわかります。
2020年、世界に都市人口が1千万人を超えるメガシティは35あります。
東京は人口3,798万人で世界最大のメガシティです。この東京とは、東京都のことではなくまさに一都三県に広がる巨大都市TOKYOのことです。
メガシティランキングの2位はジャカルタ(3,454万人)です。3千万人を超えるのは、地球上に、この2都市だけです。
3位以下は、デリー、ムンバイ、マニラ、上海とアジアの都市が続きます。7位がサンパウロ、8位がソウル、メキシコシティ、広州と続き、11位がニューヨークです。ニューヨークの人口は2,087万人で、ここまでの11都市が2千万人超えです。
大阪(大阪市から京都市・神戸市・堺市など含む)が1,498万人で23位、ロンドンは1,098万人で34位にランキングされています。
巨大都市TOKYO(一都三県を合わせて)では、新型コロナのPCR検査陽性者が延べ25万5千人でています。多いように勘違いしますが、1年が経過した段階で、住民の僅かに0.65%に過ぎません。さらに、PCR検査陽性であり且つ亡くなった方が、1年間で合計3,600人です。いくら水増ししたところで、全死亡者の約1.4%です。
さて、ちょっと、違う絵をみてみましょう。
上の絵で水色の部分が、公園や広場などのオープンスペースを示します。東京は、ニューヨークやロンドンと比べてオープンスペースが極端に狭いことがわかります。つまり、東京は地球上でもっとも感染症のリスクが高い、すなはち三密を避けることのできない都市です。
感染症の拡大を防ぐために三密を避けるのであれば、緊急事態宣言といって、メガシティ東京に人を閉じ込めるのではなく、全国にできるだけ人を均等に分散させればよいと思います。
交通機関では、仮に満員電車であっても感染が広がった事例はありません。1年間を経ても、屋外で感染した事例もありません。どんどん、地方出張を奨励してはどうでしょう。
大会社なら、各地に支社・支店もあるでしょう。地方でも、ネット環境の整っているワーケーションに適した施設もたくさんあります。
是非、おいでませ!山口へ
※ 今日現在の山口県のコロナ病床使用率は”4%”(19/475床)で、重症者対応病床使用率は”0%”(0/124床)です。