毎度毎度、マスコミは世の中を混乱させるような報道ばかりしています。
イスラエルは世界で最も早くワクチン接種を開始した国の一つです。昨年の12月19日に接種を開始して、約2か月後の2月23日時点で、国民の34%が2回の接種を終えたそうです。2回のワクチン接種を終えた人には、グリーンカードを配布して外出などの行動制限を緩和するとのことです。
これをもって、イスラエルは素晴らしいと礼賛したり、日本のワクチン接種が遅いと批判するのは、やっぱりナンセンスです。イスラエルと日本では、置かれている環境が全く違います。
下のグラフは、イスラエルと日本の人口10万人当たりのPCR陽性者を示しています。日本のグラフは間違っているのではなく、あまりに少ないのでグラフにならないのです。
要するところ、イスラエルのPCR検査陽性者の数は日本の100倍以上多いのです。
ワクチンメーカー(ファイザー)がワクチンを提供して、そのデータをフィードバックしてもらうにはイスラエルが適しているのです。PCR検査陽性者がほとんどいない日本では、信頼できるようなデータは取れないのです。
新型コロナの死亡者は多くの国で、高齢者に限られています。日本の場合ですと、死亡者の86%が70歳以上の高齢者です。高齢者の場合は、何かしらの既往症を持っているので、症状がコロナウイルス由来なのか、死亡してもコロナ感染症が死因なのか否かが判然としません。
日本では、コロナ感染症による肺炎が死因でなくても、PCR陽性判定が出て亡くなった人は全てコロナ関連死としてカウントされています。
この点もイスラエルは有利です。日本の場合、人口の20%以上が70歳以上の高齢者ですが、イスラエルでは70歳以上の人口は5%に満たないのです。つまり、日本より若くて健康な人がPCR陽性で感染者と判定されます。症状のモニタリングにも適当です。
また、イスラエルの人口は約890万人で、1億2500万の人口をかかえる日本の1/14です。国民の34%に2回の接種が完了した時点で接種回数は753万回で足りています。
ここまで書いて、本当に日本人へのワクチン接種が必要なのか?という素朴な疑問が湧いてきます。日本に住む日本人にとって、ワクチン接種で得られる便益はほぼゼロです。感染者も患者も死亡者もほとんどないのですから、当然です。
しかし、ワクチンにはリスクがあります。ファイザーのmRNAワクチンを接種するということは、自分の体の中で遺伝子組み換え治療をおこなうわけです。短期の副反応はともかく、中長期の生体への影響は、完全に未知です。遺伝子組み換え食品すら忌避する人が、自分の身体のなかで遺伝子組み換えを容認するのは、よほどの危険が身に迫っているのでなければ、とても理解できません。
しかも、mRNAは生存期間が短いから、摂取してもすぐに消えてなくなる。だから、このワクチンのリスクは小さいのだと、説明されていました。それほど脆いワクチンなので、超低温での保存が必要だということでした。
ところが、ここにきて通常の冷凍庫でも大丈夫などと言われています。本当に人の身体の中で、悪さをしないのか?ちゃんと確かめたのか??? よくわかりません。