男女の平均寿命の差、日本は8番目に大きい

日本は男尊女卑?の国だと言われますが、日本人女性は世界一の長寿です。

 

厚生労働省が平均寿命の国際比較を年に1回公表しています。最新のデータでは49か国のものがあります。そのデータから、男女の平均寿命の差をソートして表にしてみました。男女の平均寿命の差が最も大きいのは、ロシアで10.07年。最も小さいのはアルジェリアの1.30年でした。日本は49か国中8番目に大きい6.04年です。

 

平均寿命の国際比較(2020年)
平均寿命の国際比較(2020年)

ロシア、ウクライナ、ポーランドが男女の平均寿命の差が大きいトップ3です。これらの国で男性寿命が短いのは、やはりウォッカなど強いアルコール飲料のせいなんでしょうか。それとも・・?

 

男女差が大きいのは、中南米の国々がこれに続きます。ブラジル、アルゼンチン、コロンビアは日本より上位に入り、メキシコ、チリ、ペルーも国際的には上位グループです。

 

アジアの国も比較的上位にあって、タイが5位、韓国が日本と僅差の9位、中国が12位です。

 

欧州の国は何故か様々です。フランスが10位、チェコが11位と上位にあります。ドイツ、オーストリア、ベルギー、イタリアなどは中位にあります。ノルウェー、スウェーデン、オランダ、アイスランドなどは男女差が小さくなります。

 

平均寿命の男女差が小さい国は、小さい方からアルジェリア、エジプト、インド、バングラディシュ、イランです。

 

どの国の男性が、あるいは女性が、幸福度が高いのでしょうか?そういう国際比較はできませんが、全ての国が同じでは無いということは想像できます。

 

婚姻時の年齢差が平均2.0歳あるので、日本の場合では女性が寡婦である期間の平均は8年を超えるわけです。寡婦となった配偶者に、この間の生活をどう生きてもらうかも、男性にと取って大事なことです。