新型コロナのワクチン接種で先行しているイギリスでワクチンの副反応は0.3%の人にしか見られなかった。ワクチンが十分に安全なことが確認された」とテレビで言っています。
日本でPCR検査で陽性判定を受けた人は約41万人です。人口の0.3%です。このうち、重症になった人と死因はともかく死亡した人を合計すると1.6万人です。人口の0.013%です。表現を変えると人口10万人当り13人です。
ワクチンの副反応が0.3%の確率でおこるとすれば、日本国民全員にワクチン接種すると38万人に副反応がでるということになります。
一方で、PCR検査の陽性者判定者は80%以上が症状が無いと言われていますから、これまで1年間で日本において新型コロナウイルスに感染して症状が出た人は、10万人に満たないと思われます。
つまり、これまでの1年間で新型コロナウイルス感染症で症状が出た人の数倍の人が、ワクチン接種の副反応に苦しむということが予測されます。
さらに、イギリスでは副反応が出た人の0.5%には深刻な症状があったそうです。
同じく日本人全員に接種したとすれば、国内の1,900人に深刻な症状があらわれます。
新型コロナウイルスに感染しても、男性で65歳、女性で75歳以下の人では重篤な健康被害はあまりないわけです。わざわざ、ワクチンを接種してみるでしょうか。
さらに、この英国の報告は、他の国からの報道と比較して、ワクチンの副反応が少ないと思われます。
例えば、スイスでは41万人に接種したところ、26件の深刻な副反応があり、6人が亡くなっています。但し、亡くなったのは既往症のある高齢者です。
この数字を、日本人に当てはめると、7,900人に深刻な副反応があり、1900人が亡くなるということになります。
スイスの人口は、日本の1/15です。コロナ感染症の死者数は9000人を超えていますから、ワクチン接種に合理性があるかも知れません。そんなスイスですが、医療従事者でワクチン接種を希望するのは20%台だそうです。
以前も書きましたが、ワクチンの安全性は評価途上です。アビガンで問題視された催奇形性などの評価は、全くされていないようです。 果たして、日本人の医療関係者、特に現役世代の方はワクチンを打つのでしょうか?