昨日、知り合いから恵方巻をいただきました。節分は2月3日というのが常識でしたが、今年は明治30年(1897年)以来124年ぶりに、2月2日(昨日)だったのです。
ただし、節分が2月3日で固定されたのは昭和60年(1985年)からのことです。その前は2月4日の節分が4年に一度のペースでありました。1太陽年は 365.24日なので、暦上の1年 365日とは毎年約6時間ずつ早く進みます。これを,4年に一度のうるう年に1日分調整するのですが、差が出るわけです。
右の図のように、毎年、立春の時刻は遅れていきます。これを、うるう年に4年分早めるのですが、今度は進んでいきます。
そこで、西暦が100で割り切れる年(但し、4回に1回は飛ばす)には、うるう年としないことにします。
これを繰り返すので、立春の時刻が、どの日に入るかが変わっていく。立春の前の日が節分なので、つまりは節分の日が変わります。
これから、当分の間(30年ほど)は、うるう年の翌年の節分は2月4日となります。
祝日になる春分の日や秋分の日が、年によって1日異なるのも同じ理由です。今年の春分の日は3月20日(土)ですが、来年は3月21日(月)です。秋分の日は9月23日(木)ですが、昨年は9月22日(火)でした。
春分の日と秋分の日は、うまく曜日が合えば3連休とかになります。今年は、春分の日が土曜日で、秋分の日は木曜日なので、あまり恩恵がありません。
ところで、今年は、コロナウイルス騒動のために東京オリンピックが延期されたことから、祝日の移動もありました。「海の日」は7月22日、「スポーツの日」は7月23日、「山の日」は8月8日に変わっています。毎年使っているスケジュール帳だけは書き直しましたが、全てのカレンダーを書き換えたわけではないので、7月になると混乱しそうです。
今月(2月)は、昨年から天皇誕生日(23日)が祝日になっているので、全部で28日しかないのに、土日を休む人だと18日しか勤務しないことになります。
なんだか、休みすぎで、妙な感じです。GDPを押し下げます。