藤井聡太二冠が牽引して、将棋が人気です。今日は読売新聞で、豊島竜王の1面広告が中刷りにあって、ちょっとビックリしました。
豊島将之竜王は叡王との二冠を保持して、現在の将棋界四強の一人です。しかし、とても物静かでおとなしい方のように見受けられ、あまり一面広告にはそぐわない印象です。それだけ、将棋人気が盛り上がっているということだと思います。ところが、プロ棋士の将棋そのものは難しくて理解できないので、よく話題になるのはタイトル戦のおやつと食事です。
タイトル戦の場合、9時に対局開始されると、いきなり10時におやつです。12時になると昼食休憩になり、13時に対局再開されると15時にまたおやつです。18時を過ぎると1日目は終了です。
2日目も、同じようなスケジュールなので、2回の昼食と4回のおやつが楽しみです。
座ったまま運動もしないで、結構な量を食べているわけですが、大抵の棋士はこれに加えて、さらに間食を取ります。カロリーメイトを何本も飲んだり、ゼリーやバナナなどが定番です。
有名な大食漢は、丸山九段(元名人)ですが、昼食にラーメンとカレーをセットで頼んだこともあります。写真は「丸山定食」として有名な、から揚げ定食のから揚げ増しです。
人間の脳の重さは約1400gで、体重の2%にしかなりません。しかし、人間の活動エネルギーの20~25%を脳が消費するのだそうです。これを言い換えれば、人が呼吸で取り込んでいる酸素の20~25%は脳で使われているというわけです。
口と鼻を押さえて呼吸できなくしても、心臓や肺は10分や15分では機能を止めません。ところが脳は3分もすると、酸素欠乏になって働かなくなります。
将棋の棋士は、脳の活動量がとても大きいので、エネルギー消費量が大きい。つまり、腹が減る!ということは確からしい話です。
但し、脳の活動量が大きいのは、脳を使って考えているからだけとは限りません。プロの将棋棋士にとって、タイトル戦は人生を掛けた勝負です。一手の違いが天国と地獄を分けることいなります。このストレスによって、手も震えて心拍数も上がります。このために、脳のエネルギー消費が増えるというのが本当のようです。
ストレスのかからないシチュエーションでは、いくらたくさん考えてもエネルギー消費量はそれほど増えないそうです。なかなか難しいですね。
と言うことで、下手な考え休みに似たりで、ダイエットには外で運動するのが一番というのが結論のようです。