2020年は新型コロナ騒動で終わる

マスコミ・専門家・地方政治家が煽って、煽って、1年間引っ張りました。

 

新型コロナウイルスには、日本の社会・文化・伝統を破壊するほどの力は全くありませんでした。しかし、日本人の特性として、マスコミ・専門家・地方政治家(=ローカル世論)には理屈が通じません。当に、第二次大戦に敗れた原因がここにあります。

 

主要国で新型コロナウイルス関連死の影響をグラフにしてみます。新型コロナウイルスで亡くなる人は高齢者が多いので、各国の高齢者人口100万人当たりの死者数をグラフ化しました。

 

日本では100万人当り83人です。あえて、言えば僅かに83人です。

ブラジルは10,041人(日本の121倍)、アメリカは6,070人(73倍)、イギリスは5,529人(67倍)、イタリアは4,989人(60倍)、フランスは4,494人(54倍)、インドは1,812人(22倍)、ドイツは1,476人(18倍) です。

世界最高水準の医療インフラを保有する日本です。しかも、国民の民度も世界最高水準と誇って構わないと思います。

 

そんな日本ですが、新型コロナであたふたして、理性を失ってしまいました。その結果、このウイルスの直接的な健康被害はとても小さいにも関わらず、長い年月をかけて築き上げた日本の社会・文化・伝統を崩壊させてしまいました。

結局のところ、2020年を総括すれば、こういうことです。

 

前回の新型インフル騒動のときも同じで、日本の死亡率は外国と比べて1桁低く、結論はやりすぎ・騒ぎすぎとなりました。

今回の新型コロナも、日本と日本に住む日本人にとって、リスクの小さな感染症でした。終わってみれば、新型インフルと結論は同じ(やりすぎ・騒ぎすぎ)ですが、ダメージが大きすぎます。

 

日本が第二次大戦の焼け野原から復興できたのは、ベビーブームという大量出生による人口(生産人口)の急激な増加があったからです。

今回のコロナ騒動で、少子化のスピードが一気に何段階も上がった日本に、再び立ち直るだけの余力があるかは、心配なところです。