コロナ騒動で、外車を取り扱う事業者さんも苦境かと思いましたが、大丈夫そうです。
話を聞いてみると、コロナ禍でも、外車の販売では極端に売り難くなったということはなかったようです。意外と、普通に商談ができていたそうです。9月くらいからは、逆に引き合いが増えて、活況になってきているということです。理由はよくわかりませんが、コロナ関連の給付金や助成金も、購入資金の一部になっているかも知れません。
月別の輸入車販売台数をグラフにしてみました。赤線が、今年(2020年)ですが、コロナ騒動がはじまった2月以降、8月までは、前年までの月別販売台数を下回りました。
しかし、8月には差が縮まり、9月はほぼ同台数の販売となり、10月は伸びています。
それにしても、輸入車販売にはきちんとした季節性があるものです。3月・6月・9月・12月の販売台数が伸びています。
輸入車販売では9月のセール期間が終わっているので、次は12月です。ここまでの流れからみれば、かなり有望な感じです。
ところで、輸入車=外車ということで、”ベンツ”社製の大型乗用車などがイメージされていたのですが、売れ筋のクルマは全く違いました。
今年の上半期の輸入車販売ランキングは以下です。
1位 | BMW | MINI | 9458台 |
2位 | フォルクスワーゲン | ゴルフ | 4785台 |
3位 | メルセデス・ベンツ | Aクラス | 4076台 |
4位 | BMW | 3シリーズ | 3454台 |
5位 | フォルクスワーゲン | T-クロス | 3437台 |
BMWの3シリーズを除けば、コンパクトなクルマが人気を集めています。ある意味では、日本車と遜色ないクルマです。また、輸入車といいますが、全部ドイツのメーカーです。
尚、6位もフォルクスワーゲンのポロ(T-クロスの兄弟車)です。7位と8位が、スウェーデンのボルボ社、13位にアメリカのジープ(クライスラー)が入りますが、ベスト15のうち12がドイツ車です。
やはり、日本人は慎重で、冒険しないというイメージですね。