山口県政資料館は重要文化財

山口県政資料館は、旧県庁舎と旧県議会議事堂でした。大正5年に完工しています。

 

旧官公庁舎で、重要文化財に認定されているのは全国で31件(60棟)です。31件のうち、山口県に2件あります。1件が、下関市にある「旧英国領事館」で、もう1件が「山口県旧県庁舎及び県会議事堂(山口県政資料館)」です。

 

山口県政資料館
山口県政資料館

山口県政資料館は、100年以上前の建物ですから、かなりガタがきています。床も何だかフワフワしますし、階段はギシギシいいます。壁も剥離が進んでいますし、室内の照明も薄暗いです。

まだ暖かい時期ですが、長いこといると、寒々しくなってきます。風邪でもひきそうな予感がします。

 

「山口県旧県庁舎及び県会議事堂」は、大正2年(1913年)に起工し、大正5年(1916年)に完工しています。当時の大蔵省臨時建築部長であった妻木頼黄博士指導のもと、大熊喜邦や武田五一が設計に携わっています。

 

大熊喜邦や武田五一はその後、現在の国会議事堂の建設プロジェクトに参加しています。国会議事堂が完成するのは、山口県議会議事堂完成から20年後の昭和11年(1936年)のことです。

山口県政資料館は、国会議事堂の原型ということです。

 

詳しくは、山口県庁のサイト「山口県旧県会議事堂復原」を参照ください。

 

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