山口県の公用車が2000万円超という問題

山口県が公用車として1台2090万円のトヨタ・センチュリーを購入していた。

 

山口県民から怒りの声が挙がり、大きな議論を呼んでいる。と言った報道です。さらに、元大阪府知事の橋下徹氏が「山口県はこういうことを許す県民性なんでしょ」と、テレビで批判したとか。山口県民の多くは、怒ってもいませんし、批判もしていません。大阪の人に文句言われるような県民性ではありません。

 

山口県の公用車(朝日新聞デジタルより)
山口県の公用車(朝日新聞デジタルより)

グッとラック!の記事を引用します。

 

もともと山口県は貴賓車、議長車、副議長車のセンチュリー3台を保有していた。

そのうち2台が古くなったため下取りに出し、今年新たに1台を購入した。

貴賓車は滅多に使われず「直近3年間の使用は13日間。そのうち皇族の方が使用されたのは2日間。」だった。

新しいセンチュリーは、貴賓車であるが、普段は議長車として使っている。

  

山口県では、東京や大阪のように貴賓車をレンタルすることが難しいので、県が所有することには合理性があります。皇族とか外国の要人が来県したときに、他県ナンバーのハイヤーとかレンタカーでお迎えするのも、抵抗があります。まぁ、単なる見栄です。

 

そうなると、2090万円という価格ですが、クルマなので10年以上は使うと思います。1年当り209万円と考えれば、山口県民1人当たり年間2円以下です。見栄の対価としては、お安いように思います。ワイドショーで山口県民をディスるのは止めて欲しいですね。

 

むしろ、使用頻度が低いから3台を2台にして議長車と兼用するなんてけち臭いことはやめてはどうでしょう。滅多に使わないけど、車庫の奥に、いつもピカピカにして保管されている貴賓車が、時を得て、粛々と出ていくほうが、県民としては気に入ります。

 

それにしても、各報道の写真にある山口県庁の車庫は、どれも貧乏くさいです。タオルや雨合羽を干してるし、自転車やら洗浄ホースやらが映り込んでいます。

こっちのほうが、県民感情としては、いかがなものかと思います。

 

議長車も兼ねているということなら、ピカピカに磨きここんだセンチュリーを、旧議事堂前に置いて、報道各社に写真撮影してもらったらよかったのに・・。

山口県旧県議会議事堂
山口県旧県議会議事堂

全国の皆さん、日本一高価な公用車が見られるかも知れません。

 

Go To やまぐち!「おいでませ山口へ!」