西向く侍をみんなが知っているわけじゃない

てっきり、「西向く侍(にしむくさむらい)」は誰でも知っていると思っていました。

 

たまたま、30代の方2人と話していたら、大の月と小の月の話題になりました。一人の方が、「奇数月が大の月だ」と言われたので、「西向く侍」を知らないの?って尋ねました。

すると、2人ともに知らないという答えでした。なんとなく、日本人全員が、この語呂合わせを知っていて、且つ使っているものと思ってました。

 

深谷ねぎ之進
深谷ねぎ之進

今さらですが、小の月(1か月が30日・2月は28か29日)を覚える語呂合わせです。

2・4・6・9・11月で「にしむくさむらい」です。11月は漢字の十一を組み合わせると士(さむらい)になるというわけです。

 

他に、どんな語呂合わせがあるかですが、「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」がリズムもよくて頭に残っています。ところが、鎌倉幕府の成立は、近年の研究で1192年より遡ることがわかってきたので、この語呂合わせは使えなくなっています。

 

他には、「一夜一夜に人見ごろ(1.41421356)」「人並みに驕れや(1.7320508)「富士山麓鸚鵡鳴く(2.2360679)」という2.3.5の平方根の値が思いつきますが、電卓時代の現代では使われないですよね。

 

化学系としては、「水兵 リーベ 僕の船 七曲りシップス クラークか」があります。周期表の元素の覚え方です。水素・ヘリウム・リチウム・ベリリウム・・・と続きます。

 

これは、今どきの人は知らんだろうな?と思っていたら、若い人は良く知っています。

これは、10年ほど前にNHK教育でやっていた、アニメ「エレメントハンター」のエンディングテーマで流れていたのだそうです。このお陰で、なんと、今の大学生世代では、元素の名前を順番に最後まで言える人が、多数おられるとか。恐れ入りました。