山口県では、梨狩り・林檎狩りのシーズンです。連休は多くの人が訪れたそうです。
大きな農園です。いつもの連休であれば、公共の臨時駐車場を開いて、もっとたくさんのクルマを入れるところです。今年は、自粛していつもの駐車場だけで受け入れたようです。満車にはなったものの、心配したような混乱や苦情はなかったそうです。やはり、まだまだ人の動きは抑制的です。
今のシーズン、山口県では林檎と梨が競り合っています。
林檎と梨は、近接した親戚です。どちらも、バラ科モモ亜科ナシ(リンゴ)連に属します。近接した仲間には、ビワやカリンやナナカマドがあります。
日本では、梨は縄文時代から食べられていました。最も古い時代から、食用にされていた果物の一つです。
一方で、現在食べられている林檎が日本にやってきたのは明治4年のことです。米国を訪問した黒田清隆一行が苗を持ち帰ったということです。それまでも、日本に林檎はありましたが、食用ではなく粒の小さな和林檎です。
梨は、中が白いから「ナシ」というそうです。漢字の「梨」は「利」の木ですから、儲けが増えそうで縁起がいいです。
林檎、「リンゴ」は中国語(呉音)の発音です。「檎」という漢字は木に「禽(とり)」ですから、林檎は鳥が集まる木が林になっているわけです。
山口県には、多くの観光農園もあります。ぶどうや栗の季節にもなってきました。
良いお天気の日を狙って、おいでませ山口へ!