新型コロナの感染が拡大している。日本を第2波が襲っているというのは真実でしょうか?
PCR検査でポジティブだったお子さんが通う学校を休校にするとか、図書館など公共施設を閉館にするとか、例によって無意味なことがおこなわれています。こんなことに、何の効果(公益性)もないと思います。差別や迫害、弱いものいじめを助長したり、市民の利益を奪うだけ、百害あって一利(一理)もありません。
厚労省のwebサイトにあるグラフです。
厚労省は感染者数ではなく「陽性者数」と書いているので、正しいです。
しばしばマスコミは、検査の陽性者を「感染者」とウソをつきます。
日本では、新型コロナ感染の第2波がやっていきている。2週間もしたら、たいへんなことになり、重症者や死者が増える。高齢者がバタバタと亡くなり、医療体制は崩壊して、国内に地獄絵図が広がる。という風評を、マスコミが煽り、専門家と称する人が広げ、地方政治家が市民生活を弾圧します。
同じく、厚労省のwebサイトにあるグラフです。
左がPCR検査をおこなった人数。検査人数が増えているから、検査の陽性者が増えているのだと、簡単にいう人もいます。
右がPCR検査の実施数です。今では、感染研、衛生研、保健所などに代わって、民間の検査会社による検査が多いことがわかります。
厚労省のwebサイトから、PCR検査実施人数とPCR検査の実施件数をそれぞれExcelでグラフ化しました。
この二つのグラフから、PCR検査件数÷PCR検査人数を示したのが下の右のグラフです。青線は1日毎の値ですが、バラツクので1週間移動平均をオレンジ色で示しています。
新型コロナの第1波といわれる4月の時期は、検査人数に対して2倍の検査件数がありました。具体的な数字であらわせば、1日に4000人を対象にして8000件の検査をして、500人が陽性と判定されていました。
1人の人が平均して2回検査を受けているのです。陽性と判定された人を、確認のため二度三度と、再検査するということがおこなわれていたと思います。この時期の検査は、患者に対する確定診断を出すための検査だったわけです。
一方、現在はどうなっているかというと、なんと検査人数に対して検査件数が下回るという不思議な現象がおこっています。もちろん、集計の遅れなど技術的な問題と思いますが、ほぼ1人の人が1回だけの検査しか受けていないようです。
具体的な数字では、1日に25000人を対象に25000件の検査をして、1000件の陽性判定をしているわけです。
1日当たりで、表にすると以下です。
検査対象者 | 検査件数 | 陽性判定 | |
第1波 | 4,000人 | 8,000件 | 500人 |
第2波 | 25,000人 | 25,000件 | 1,000件 |
現在の検査は、確定診断のための検査ではありません。無症状の人を検査して、検査で陽性判定が出る人を見つけにいっているわけです。
つまり、第1波は患者のなかで確定診断で新型コロナ感染症の疑いのある人が500人という意味で、第2波は無症状の人も含めて1回のスクリーニング検査をしたら、検査で陽性判定が1000件ということです。
PCR検査の陽性は、この人が感染者であることも、誰かに感染を広げることも、ましてや患者であることも、重症になって死亡することも、意味しません。
最後に、日本には1億2500万人が住み、1年間に140万人近く(1日当たり、3000~5000人)が、何らかの原因で亡くなります。不老不死を求めている人は、少ないと思います。