新型コロナに関連して、マスコミ出演者・地方政治家・感染症専門家さんの反応は、少々常軌を逸しているように思います。異常な興奮状態にあると言ってもよいようです。
最初は、その心理を「もう後には引けない」とか「引っ込みがつかない」ということかなと思っていました。専門家や有識者と言われる人のほうは、国政担当者や大手マスコミに、大々的に取り上げてもらったことで興奮して、軽い「かまってちゃんシンドローム」にかかっているのだろうと思っていましたが、少し違いそうです。
かまってちゃん症候群は、依存性パーソナリティ障害といわれるものの一種で、特に病気ではなく、誰でもそういう状態になることがあります。
定義としては、「過剰に面倒をみてもらいたい(かまってもらいたい)欲求があり、まとわり付く行動を取り、分離することを恐れる」とあります。
ウイキペディアに診断指針がありました。(要約)
1.他者からのアドバイスがないと、物事を決定できない。
2.責任を負うために、他者を必要とする。
3.他者の賛同を失うことを恐れ、反対意見を言えない。
4.自信が無く、自ら物事を開始することができない。
5.他人の保護を得るため、不愉快なことまでを行う。
6.精神不安または無力感を覚える。
7.他者との関係が終わると、不安になり、新しい者を探しだす。
8.保護してもらえなくなるという非現実的な恐怖に囚われている。
似て非なるものに「代理ミュンヒハウゼン症候群」という病気があります。
一般には、母親が子どもに病気を作り、かいがいしく面倒をみることにより自らの心の安定をはかるような事例が知られています。子どもの虐待における特殊型です。
1.自らが庇護する対象の病気や障害を捏造して、他者の注意を引き付けようとする。
2.他者の注意を十分に引きつけられないと、症状をどんどん重篤にする。
最後は、死に到らしめることもある。
3.他者には、対象者のことを心から想う誠実で熱心な人物であるという印象を与えている。
この病気を診断するには、被疑者を対象者から3週間離してみるのだそうです。
PCR検査陽性者の人数はどんどん上がります。新型コロナウイルスの感染者の数が増えているかどうかは、検査の陽性者数ではわかりません。
患者(有症者)は有意には増えていないようです。重症者も増えていません。
死亡者も増えないので、致死率(死亡者数÷検査陽性者数)はどんどん下がります。
8月後半には、1%を下回りそうです。
新型コロナに準用した、新型インフルエンザ特措法は、感染拡大から1か月半で、日本人の25%(約3200万人)が罹患して、100万人が入院して、30万人が亡くなる(致死率1%)という事態を想定した法律です。
新型コロナでは、6か月間で3.5万人が検査陽性となり、入院している人が無症状の人を含めても1万人にも満たず、亡くなった人は1000人です。