それでは、試みとして世界の国と地域の人口について、ジップ分布を検討してみると、少し面白い結果になったので載せてみます。
世界の国と地域は、ジップの法則に従うと4つのカテゴリーに分けられます。
人口1位の中国と2位のインドの2か国、黄線で示す「人口大国」、緑線の「中堅国」、赤線の「小国」の4つです。
「人口大国」には、順位3位のアメリカ、4位のインドネシア、5位のブラジルから、・・(10位の日本)・・と続き、24位の南アフリカや25位のタンザニアくらいまで続きます。
人口が5千万人を超えるような国々です。
「中堅国」は人口が5千万人から250万人くらいの国々です。26位の韓国、27位のコロンビアから、145位のジャカルタ、146位のナミビアあたりまでです。
「小国」には、大陸の中の内陸国や、太平洋やカリブ海の島国などが数多く含まれます。ジップ分布に従うのは、人口2万人を超えるパラオくらいまでです。
人口2万人未満の国や自治領も10以上ありますが、これらは小さすぎます。バチカン市国が世界一小さい国ですが、これは特別です。領土を持った独立国では、トケラウという国が最小です。トケラウは英連邦の一つで、サモアの近くにあり3つの島から成り立っています。ニュージーランドが外交や防衛は支援しています。人口は1300人ほどです。
なお、2番目に人口が少ない国も、トケラウの近くにあるニウエという島国で人口1500人ほどです。
こういった分布を図にしてみると、中国とインドの2か国がジップ分布に従わない、特異な国だとあらためて思います。
中国では、国家安全法が成立して、不自然だった香港の1国2制度が終焉を迎えようとしています。しかし、巨大な国「中国」は人口のジップ分布からみても、共産党の独裁体制一つで、国の運営が継続できるのか不明です。
どこかの時点で、旧ソ連のように分割されるようなことも考えられますし、そのほうが健全なのかも知れません。