藤井聡太七段が、渡辺明三冠に挑戦する棋聖戦5番勝負がおこなわれています。昨日9日に、第三局がおこなわれて、2敗の渡辺三冠が一つ星を戻しました。
史上5人目の中学生棋士、藤井七段の破竹の活躍で将棋界が盛り上がっています。若い人気スターが出てくると、一気に注目が集まります。昼食のときテレビでワイドショーをみると、トップで取り上げています。解説している師匠の杉本八段とかを除けば、駒の動かし方も覚束ないような人たちが、よく分らない話をしているのが、面白いです。
将棋の優劣は、どこまで行ってもわかりません。特に、天才同士が戦うプロ棋士の対局では、何を考えているのか想像すらできません。
う~ん、とうなって79手詰めの詰将棋を解く、なんてシーンを見ました。ベテラン棋士に、30年前の対局のことを質問したら、初手から棋譜を正確に並べて解説してくれたということもありました。
将棋そのものは分からないので、話題の中心が、昼食とおやつということになります。今回は、藤井七段が昼食に頼んだ「冷豚しゃぶサラダ定食(都市センターホテル:和食処・梅林 1300円)」が注目されて人気となり、翌日は完売したそうです。こういう販売促進ができるのは、いいなぁと思います。
タイトル戦の対局では、下位の棋士は上位の棋士より高いメニューは選びにくいという話がありました。今回、渡辺三冠の昼食は「天ぷら定食(1350円)」と比較的リーズナブルなメニューだったので、藤井七段の手は狭かったかもしれません。
ちなみに、第1局は東京将棋会館でおこなわれ、渡辺三冠はうな重(ふじもと:3600円)、藤井七段はカツカレー(ほそ島や:950円)でした。渡辺三冠のうな重は、ひふみん(加藤一二三さん)が長年食べ続けたという伝説のうな重と同じお店の同じメニューだそうです。藤井七段のカツカレーは将棋めしとしてもっとも有名なものだとか。
第2局も東京将棋会館でしたが、渡辺三冠はうな重(松川:4000円)、藤井七段は海老天重(松川:2500円)です。
渡辺三冠vs藤井七段のランチ格差は、1局目2650円、2局目1500円、3局目50円と急速に縮まっています。注目の、第4局は7月16日(木)に、藤井七段のホームである関西将棋会館で開催です。(藤井七段は名古屋在住なので、関西所属です。)
コロナ禍がなければ、タイトル戦なので、地方の豪華な旅館などで開催されるのが普通です。そうなれば、新しい人気メニューが誕生していたところでしたが、残念ですね。