2月の貿易統計:2007年7月以来の大幅な黒字

中国からの輸入が減少したものの、輸出は前年同月並みだったので大幅な黒字になりました。

 

2020年2月の輸入は5兆2117億円。2019年2月が6兆0566億円で14%の減少。

2020年2月の輸出は6兆3216億円。2019年2月が6兆3854億円で1%の減少。

差し引き貿易黒字は1兆1099億円。2007年7月の1兆6087億円以来12年半ぶりの大幅な黒字になりました。

 

門司港コンテナヤード
門司港コンテナヤード

新型コロナウイルスの感染拡大によって生産活動が停滞した中国からの輸入が6734億円と前年同月の1兆2726億円からほぼ半減しました。

一方で、中国への輸出は前年同月並み(0.4%減)だったことで、対中国貿易での黒字額も4627億円と積みあがりました。

 

輸入は世界の全地域から減少しましたが、2月までは輸出は、まずまずの好調を維持しています。

さて、3月以降がどうなるかですが、為替の要因が最も気になります。大幅な円高に振れる可能性があります。また、原油価格が一時20ドル手前まで下がってきたことの影響は、モノの移動だけでなく、金融投資機関の経営に大きなダメージとなるかもしれません。

 

いずれにしても、この状況でコロナウイルスへの対応として世界中が経済活動を不活化させようとしています。本来はウイルスを不活化させるべきですが、宿主としてヒトのが不活化すればウイルスも拡散しようがないという理屈です。

 

現在は、世界中が集団ヒステリー(集団パニック)に陥っている状況です。

 

日本が正確な情報を提供することで世界が救われる可能性があります。

PCR検査の検査数や感度を考えれば、感染者数の公表に意味が乏しいのは明らかです。

「日本では、新型コロナ陽性者で死亡した29人は全員が70歳以上で、一人を除いて既往症がある人だった。重症として入院している41人の属性は、高齢者・・人、既往症のある人・・人、○○が・・人である。その他のPCR検査陽性だった・・人は、発症していない、軽症、あるいは回復して退院している。」という分析をした情報が欲しいですね。