ツバメノートとキャンパスノート、誰でも目にしたことがある日本を代表するノートです。
ツバメノートはクラッシックノートで戦後すぐに発売されて70年間変わらぬクオリティーを維持しています。日本だけでなく海外でも多くの人が長年愛用しているノートです。
キャンパスノートは高度成長期に赤と青の表紙(A罫とB罫)で発売されたノートで多くの学生や会社員が使いました。今に至るまで、40年以上ノートシェア1位です。
実はノートのことを調べていたのではなく、印刷屋さん関係の仕事で中綴じ・無線綴じなど製本の仕方を勉強していたのです。
ツバメノートは伝統的な中綴じ(糸綴じ)、キャンパスノートは無線綴じのノートです。
ツバメノートはツバメノート株式会社という浅草にある会社がつくっています。というか、ツバメノート社は昭和22年の創業以来、ほぼツバメノートしか作っていません。ビックリです。しかも、その工程の多くが手作りです。
ツバメノートのキャッチコピーは「知っている人は、知っている」ですが、今までにもっとよく知っていたらと思います。
「キナリノ」というWebサイトに素晴らしい記事が掲載されていたのでリンクします。
☞ キナリノ>トップインタビュー一覧>vol.94 ツバメノート株式会社
>本物をつくり続けて70年。 海外でも愛される「誠実なノート」
キャンパスノートは文具業界の大手企業であるコクヨがつくっています。コクヨは明治38年に和式帳簿の表紙(あの黒い表紙)をつくる会社として創業しました。その後、和式帳簿そのも
のをつくるようになり、第二次大戦中にジャワ向けのノートをつくりはじめたそうです。
キャンパスノートの発売は1975年です。赤と青の表紙が印象的で、それまでのノートのイメージを一新して学生や企業で広く使われました。
ツバメノートが70年変わらないのに対して、キャンパスノートはときどきモデルチェンジをおこなっています。現在は5代目キャンパスノートです。
ちなみに、私は10年以上前からずっと、無印のダブルリングノートのベージュとダークグレーを交互に使っています。ノートは一度使い始めると変えることが無い商品ですね。