2019年は観測史上最も高温だった

日本の年平均気温が1898年の統計開始以降で最も高くなる見込みと、気象庁が発表しました。

 

気象庁のWebサイトより:年を通して気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高くなりました。日本の年平均気温(基準値との差:+0.92℃)は、1898年の統計開始以降で、最も高い値となる見込みです。その要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響と自然変動の影響が考えられます。

 

日本の年平均気温推移(気象庁のWebサイト)
日本の年平均気温推移(気象庁のWebサイト)

世界の年平均気温は、1891年の統計開始以降で、2番目に高い値となる見込みだそうです。地球温暖化の影響は、もう止められないところまで来ています。

 

さらに2019年は大きな台風や集中豪雨災害も多発しました。

台風15号と19号が東日本を中心に大きな被害をもたらしました。千葉で陸上風速58mという記録的な数字(時速では200km超です)をが出たり、箱根で1日雨量が922㎜とか(これは想像すらできない)、尋常ではない異常気象が続きました。

 

 

世界でも夏に西ヨーロッパが45℃を超える熱波に襲われ、秋にはインドの大雨が大きな被害を出し、アフリカでもスーダンで豪雨で多くの死者が出たそうです。近くでも、北朝鮮では100年来の干ばつという話も聞きます。

2020年は穏やかな気象に落ち着いて欲しいものです。オリンピックのマラソンが札幌に移転されるように、多くの人は引き続き異常高温が続くという見込みのようです。

日本及び日本人としては、省エネを進めて温室効果ガスの排出を少しでも減らしていくことが重要です。