なんとかペイやなんとかカードで、これだけお得!という宣伝がみんな嫌なんです。
当たり前のことですが、使った金額以上の還元はありません。5万円もお得になったと言っている人は、100万円以上もお金を何かに使ったということです。更に、その5万円がどこから出てきたかと言えば、もう少し小さいお金を使った他の人からです。決済事業者は損をしないので、誰かが得した!というのは誰か損する人がいるわけです。
なんとかペイのテレビCMで、海外のロックスターご一行がお店に来たものの、そのペイが使えないからほかの店に行っちゃうというのがあります。
このCMは、いくつかのバージョンがあってどれも人気が高いようですが、地方では結構逆効果です。
なんとかペイを導入すると、あんな訳のわからない客が来るかも知れないという恐怖感があります。
うちのお店は、うちが提供するものを買いたい(食べたい)人に来てもらいたいわけで、なんとかペイで支払えなければいらないという妙なお客には来てもらいたくないのです。
お店とお客の関係は対等でなければなりません。対等であるから、”おもてなし”という文化が成立するわけです。お客の立場が上なら、おもてなしではなくて”たてまつり”です。
買物とは、これをください⇒はい、どうぞ⇒ありがとう、という関係が大事です。その関係を確実にするのが、その場で手渡される現金(キャッシュ)なんです。
近所のドラッグストアではWがキャッシュレスを積極的に取り入れており、Kがキャッシュレスを拒んで現金でいつも安くを標榜しています。身近な何人かの意見ですが、Kに買いに行くという人が多いような気がしています。
さて、キャッシュレスのこれからはどうなるのでしょうか?注目です。