廃棄物減量には3Rと言われていましたが、最近は4Rに変わってきています。
3Rとは、 Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)です。
Reduce(リデュース)は、使う資源を少なくすること、廃棄物の発生を少なくすること。
Reuse(リユース)は、使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること。
Recycle(リサイクル)は、廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用すること。
3Rは、上の3つで固まっています。
似たような例では、整理整頓の2Sが、清掃が加わり3Sになり、清潔が入って4S、躾を足して5S(現在の主流)となりました。
さらに、一部では6S、7S、8S、9Sなどどんどん増えています。
加わるSは業種によって違いますが、殺菌・消毒・節約・素養・洗浄・整備・主体性・作法・創造力・セーフティー・サービス・などなど、結構何でもありです。
同様に、3Rでは満足しない人もたくさんいて、4つ目のRがいろいろ提案されてきました。
Rental(レンタル)は、買わないで借りるということ。Recover(リカバー)は、回復させるということです。似たような意味で、Repair(リペア)修理するというのも使われます。
これ以外にも、Re Educate(リ・エデュケート)教育しなおす、Renewable(リニューアブル)再生可能なものを使う、Replace(リプレイス)取り替える・交換する、Reassign(リアサイン)違う用途で使う配置転換、Reliance(リライアンス)信頼する、Recreate(リクリエイト)再作成する、などなどいくつもあります。
ここにきて、4つ目のRがRefuse(リフューズ)で固まってきたようです。
断る、辞退するという意味で、包装紙のようにごみになるものは辞退して家庭に持ち込まないとか、不必要なものは買わないで断るとかの行動を促します。
最近の例では、スーパーやコンビニにはエコバックを持参してレジ袋を辞退するのなんかが、リフューズの典型例です。リフューズはゴミになる発生源そのものを回避するので、廃棄物の抑制には有効な手段です。
ただ、郵便受けにチラシお断りと書いてあるケースでは、ポスティング広告は、中小企業や小規模事業者の広告宣伝には手軽で有効な手段ですから、ちょっと困るところもあります。