ラグビーワールドカップ開幕!ラグビーの母国はどうなる?

初めてアジア開催となった「ラグビーワールドカップ2019日本大会」が開幕しました。

 

世界の強豪20か国が参加して、9月20日から始まって決勝戦は11月2日という長丁場です。試合間隔がたっぷりあいているので48試合を消化するのに44日かかります。さて、出場20か国にはアイルランド・イングランド・スコットランド・ウェールズというイギリスの4つの国が含まれます。イギリスは11月2日にどうなっているのだろうか?

 

RWC2019アイルランドチーム
RWC2019アイルランドチーム

日本は開幕戦でロシアに快勝しました。次の対戦相手はアイルランドです。

そのアイルランドは明日が初戦で、対戦相手は同じイギリスのスコットランドです。

日本が入っている予選A組は、サモアを含めた5か国で構成されています。

 

イギリスから4チームというのは、毎度おかしいと思います。しかし、連合王国という統治制度とそれぞれのスポーツの発祥の歴史から、ラグビーやサッカー、クリケットなど競技によっては認められているわけです。オリンピックの場合はイギリスで一つです。

 

そのイギリスのEU離脱の期限が10月31日です。なんと、ラグビーワールドカップの期間中に期限を迎えるわけです。僅か1か月余り先のことですが、どうなることやら予断を許さない状況です。

 

今日現在は、イギリスが提出した何度目かの離脱協定見直し案をEUが受け入れられないと拒絶したところです。それでもノーディールが引き起こすだろう混乱はイギリスもEUも望んではいません。どうしても何らかの合意を固めたいところです。来週からの国連総会の場で、合意について進んでくれればいいのですが厳しそうです。

 

何といっても、イギリス国内がまとまらないのが問題です。ボリス・ジョンソン首相の指導力云々もありますが、やはりイギリスは連合王国で1つではないようです。アイルランドの権益が大きな課題ですが、ラグビーのアイルランドチームはイギリスの北アイルランドとアイルランド共和国の両方の選手が一緒になっています。

 

イギリスのEUからの離脱が、世界経済に及ぼす影響はいかばかりか?気になります。

それでも、この重要な1か月余りの期間、多くのイギリスの方の目は日本に注がれることになりそうです。イギリスのラグビーファンが、日本での歓喜(あるいは失意)の後に、母国で何を見ることになるのだろうか。