カラスは食べると美味しいうえに健康にもよい

近所にいっぱい棲んでいるカラスも、子育てが一段落してきたので、静かになってきました。

 

クルマで田んぼのなかの道を走ると、カラスたちが悠然と歩いていたりします。カラスは3月から4月に産卵します。幼鳥が巣立つのが6月から7月です。その時期のカラスは子供を守るために少し気が立っています。今の時期、お盆明けくらいからのカラスは、子供を守る必要がなくなるので、おとなしくなります。

 

カラス
カラス

カラスは体が大きくて、色も真っ黒で、そのうえ少々乱暴です。そのくせ無茶苦茶あたまがよくて、いろいろないたずらをします。ゴミを漁ることもあるので、ゴミ収集場はカラス除けのために網を張った小屋型になっています。総じて、カラスは嫌われ者です。(実際は農業では害虫になる昆虫類を食べてくれるので、益鳥ですが・・)

 

もう少しカラスの数を減らさないといけないよね、とある人に言ったら、それじゃ捕まえて食べちゃおうじゃないかと返されました。今はやりの”ジビエ”料理の一つとしてメニューに加えたらどうかという提案です。

 

ちょっとビックリしたのですが、カラスはフランス料理の高級素材として昔から使われていたそうです。とても美味しい料理ができるとのことです。日本では、あまり食されていなかったのですが、アジアでも中国や朝鮮ではずっと食べられていました。

 

中国や朝鮮では、特に滋養強壮に効果がある健康食品と考えられたようです。実際にカラス肉を分析してみると、リポビタンDのCMでおなじみの”タウリン”が多量に含まれるそうです。さらに、ミネラル分が豊富で、低コレステロール・低脂肪なことなど、カラス肉は健康にとてもよいそうです。

 

日本の食料自給率がまた下がったという記事もでていました。カラスは日本の風土で、十分に繁殖するようですから、食用鳥として捕獲あるいは養殖するようになれば、食糧安保にも貢献しそうです。とは言いながら、私は腰が引けています。皆さんはいかがでしょうか?