眞子さまがペルーを訪問中です。今日はマチュピチュを訪問されたニュースが流れています。
私の出身の広島県は米州に移民した人がたくさんいます。曽祖父の代では、アメリカ・ブラジル・ペルーに移民した親類があります。子供の頃は来日した親戚を迎えたり、荷物のやりとりも少しはあったのですが、既に四世という世代になっているので、コミュニケーションは途絶えています。
ペルーは民主主義国家であり、経済の発展も著しい国です。
日系人が10万人以上いるうえに、TPP参加、APECなどを通じて日本にとっての重要なパートナーとなっています。世界有数の非鉄金属資源国(金・銀・銅・錫・鉛など)として有名なだけでなく、人口も3200万人と多くて市場としても魅力です。経済財政基盤もしっかりしています。太平洋に面していることもあり、日本にとっては南米へのアクセスの入口になります。
さて、そんなペルーの国旗ですが、実は日本と同じ赤と白の二色旗です。
よく見るのは上側の旗のほうですが、これはペルーの政府機関が使用するときの国旗です。
白地の部分に紋章が入っています。
紋章は左がラマ(動物)、右がキナ(植物)、下は豊穣の角(鉱物資源)を表しています。
赤が勇気と愛国心、白が平和と進歩と名誉を表しているそうです。
下側の旗が一般国民が用いるペルー国旗です。
とてもシンプルで、日章旗と同様に赤と白の二色です。
このように縦に赤と白の二色という国旗は他にありません。似ているのは、ご存知のカナダ国旗で、白地の部分にメープルリーフが描かれています。
ちなみに、横に赤と白の二色という国旗5か国あります。インドネシアとモナコが上が赤で下が白、ポーランドが上に白で下が赤、オーストリアとラトビアが上下が赤で真ん中が白になっています。
他に赤と白の二色では、スイス、デンマーク、ジョージア、トンガなどがあります。
何となくの印象ですが、赤と白の二色旗の国々には日本人が親しみや共感を持てる国が多いような気がします。