ポツンと一軒家に憧れている

毎度、面白い番組をつくるテレビ東京ですが、「ポツンと一軒家」は特に人気が高いです。

 

視聴者の多くがポツンと一軒家生活に憧れているようです。人里離れた山の中にある、一軒家に家族だけあるいは一人で住むなんて、考えられないと思っているわけです。なんとなく、生活が成り立つはずがないと感じているのです。ところが、テレビに映る人たちは実に快適に、自由に生き生きと生活を楽しんでいるではないですか。いや~、憧れますよね。

 

ポツンと一軒家(山口県編)
ポツンと一軒家(山口県編)

少し前に「限界集落」という言葉がはやりました。過疎が進んで、高齢者ばかりになると、集落機能が失われてしまう。そうなると住むことが叶わなくなって、廃集落になるという話です。

ちなみに「消滅自治体」というのもありましたが・・。

 

ところが、実際に廃集落になったところは意外に少ないようです。ポツンと一軒家でわかるように、「集落機能」というものが現在の社会ではそれほど重要ではないのです。

最低限のインフラ、飲み水と電気、それに道路があれば一家族あるいは極端に言えば一人でも快適に生活することができるわけです。

 

山口県のポツンと一軒家では長門市の御夫婦が紹介されていました。”ポツンと”とはいっても、クルマで20分も行けば買い物ができる店に行けるわけです。水も電気も心配ないですし、テレビやラジオも視聴できれば、携帯電話もインターネットもつながります。

 

この番組は、65歳から95歳までの生活費が9000万円かかるから、年金7000万円では2000万円足らないので不安だ?なんて言っている都会の方が、こういう生活なら7000万円で足りるよね、って思ってみているのではないでしょうか。

 

今のところは、紹介される方は農業や林業などをしている人が多いのですが、それ以外の仕事でも大丈夫ですよね。文章を書いたり絵を描いたりする人、設計をしたり計算をしたりする人、などでもポツンと生活には適正がありそうです。

 

山口県にはポツンと生活の適地はたくさんあります。各自治体が空き家バンクなどで、格安で好条件の物件を紹介してくれます。補助金や助成金も活用できます。

子育て環境もばっちりです。一人の児童のためでもスクールバスが走ったりしています。「保育園落ちた!日本死ね」なんて髪を逆立てる必要はありません。いかがでしょうか?

 

おいでませ、山口へ!