経産省の「工業統計」で平成元年と平成29年の産業別付加価値額を比較してみました。
輸送用機械器具製造業の主なものは自動車産業です。平成元年の輸送用機械器具製造業の付加価値額は約11.2兆円でしたが、平成29年委は7.3兆円を上乗せして18.6兆円となりました。工業の全付加価値に対する割合も10.1%から18.0%となりました。
輸送用機械以外では、石油やプラスチック産業、非鉄金属製造業、飲食料品製造業などが伸びています。一方で、木材・家具製造業、繊維工業、紙パルプ、印刷、皮革、鉄鋼、窯業などは付加価値額を下げています。日本を牽引する産業も時代とともに変わってきています。
右の円グラフが、平成29年の工業統計の付加価値額の割合を示しています。
全製造業のなかで、トヨタG・日産G・ホンダなど自動車産業の占める割合が№1です。
令和の時代に入っても当分は自動車が引っ張ることになるのでしょうが、次の成長産業の誕生も期待されます。
楽しみにしていましょう。