山口県議会選挙 無投票当選はもったいない

4月11日投票の山口県議会議員選挙の宇部選挙区は定数5に立候補5で無投票となりました。

 

選挙戦で街宣車が走ると煩いという声もあるのでしょうが、やはり選挙になったほうがよかったです。選挙はお金がかかるといいますが、逆に見れば地元にお金が落ちるわけです。選挙戦需要に期待を掛けていた事業者さんは残念に思っています。

 

平成30年宇部市選挙ポスターコンテストより
平成30年宇部市選挙ポスターコンテストより

お隣の山陽小野田選挙区は定数2に立候補5でしたので、お一人お借りできないかと思った次第です。<冗談です>

 

宇部市の県議選でしたら、なんやかんやを合計すると8000万円くらいの経済効果があったはずです。今回は、公示日にポスターを貼っただけで終わりましたので、2000万円くらいの消費で終わったと思われます。

6000万円分の経済損失という計算です。

 

山口県では宇部市だけでなく、全15選挙区のうち5つの選挙区が無投票でした。

全国では、41の道府県議会議員選挙で合わせて945の選挙区のうち371の選挙区が無投票だったそうです。比率的には、山口県は1/3ですから少しよい方です。岐阜県では半数の選挙区で無投票だったそうです。

 

近年、地方議員に関するいろいろな問題が明らかになっています。一方で、議員の成り手不足は深刻の度を増しています。いろいろな原因があるのでしょうが、気軽に議員活動ができるように間口を広げる必要があるでしょう。

具体的には、雇用者であるサラリーマンとか公務員(現在は法律で禁止)とか、家庭の主婦や学生など、現役の生活者が議員を容易に兼職できるようにすることが必須です。