ちょっと、昨日のブログの続編ですが、決断には三つのパターンがあります。
一つは「日常的に頻繁にする決断」です。二つ目は「時々する決断」で、三つめは「稀にしかしない決断」です。例えば、「日常的に頻繁にする決断」とは、インターホンが鳴って「宅配便の○○です」と言われたときにドアを開けるか否か、深夜に駅から自宅までを歩いて帰るのかタクシーを使うのか、といった決断です。
「日常的に頻繁にする決断」は、1日の間に同じような決断を何度もおこないます。
この決断のリスクは、同じような決断を何度も繰り返すことで、緊張感が失われて危険の感知度が低下していくことが大きな懸念です。
同じように思えても、裏に隠れた事情が大きく異なるという場合はあります。毎回、ある程度の緊張感を維持して決断しなければなりません。
「時々する決断」は、会社が大きな設備投資をおこないか否か、自宅にペットを飼うのか否かなど、重要な決断をする場面です。決断をする場合には、過去の経験によって身に着けたスタイルを活かすことになります。よい意思決定をするには、そのスタイルが自然科学の法則に従っているかどうかを確認しておかなければなりません。
「まれな決断」は、人生に1~2回しかしない、めったにない決断です。例えば、結婚を決めるとか、会社であれば自社を対象にしたM&Aなどです。1度切りの決断ですが、その影響は永く続くことになります。慎重に決断をしなければならないことは当然です。
決断に際しては、内部の関係者だけでなく、外部の第三者の意見も聞くことが必要です。外部の第三者には、決断の相手と属性の近い人がいれば尚よいでしょう。
例えば、あなたが男性である女性との結婚を決断するとすれば、意見を聞く第三者は男性でなく妻としようとしている人とあまり年齢がかけ離れない女性が好ましいでしょう。