昨日(3月25日)、山口県(下関気象台)のさくらも開花しました。平年より2日早めです。
広島・山口でも、さくらは昔は入学式の花だったのですが、今では入学式まで花が残るのは稀になってきています。年によっては、卒業式に桜が舞うようなことさえあります。地球温暖化の影響だとは思うのですが、ちょっと調子が狂います。
気象庁のWebサイトから、下関気象台のさくらの開花日と満開日を拾ってみました。
年によって違いは大きいのですが、さくらの開花日が早まっていることがわかります。さくらの開花日が今年の3月25日より早いのは、この10年間で6回目です。その前の30年間では10回です。
さくらの満開日も、3月中に満開になったのは、直近10年間で3回ありますが、その前の30年間では2回だけです。
地球温暖化の影響を正確に指摘できませんが、近年は平均気温が高くなっているだけでなく、年間の最高気温も高くなっています。そして、一方で最低気温も低くなっています。つまり酷暑と厳寒とが両方くるわけです。
さくらが開花するスイッチが入るには、寒さも必要です。気温変動の激しさがさくらの開花と満開を早めているようです。四季のはっきりしているのが、日本の風情なのですが、さくらに限れば平成の間だけでも2~3日は季節がずれてしまったようです。